意外と教えてくれない!?信用取引に関する担保のこと

信用取引とは有価物を借りて行われる株取引

株取引における主体は、株を買って売るという現物取引です。株式市場における注文の大半は、ほぼこれによって占められていますが、一方で重要な取引手法として「信用取引」があります。信用取引とは、投資家の信用情報に基づいて資金や株といった有価物が貸与され、それを元として株取引を行うものです。基本的構造としてはローンなどと同じなので、有価物の貸与に用いられる信用情報とは即ち、信用取引を行えるだけの担保を保有しているかどうかになります。

信用取引における担保とは即ち「委託証拠金」

信用取引における担保の使途としては主に、貸与した有価物に投資家の運用によって損失が出た場合、その損失を補填して借りたままの価値で返すために埋め合わせるものです。従って、想定される損失分を埋め合わせるだけの資金を持っていれば信用取引ができるということになりますが、実際は証券会社がそれぞれに定める一定の費用を専用の口座に入金しておく必要があります。この信用取引の担保としての費用は、「委託証拠金」と呼ばれます。

委託証拠金はどのくらい必要なのか?

一般的に委託証拠金は信用取引する金額の三分の一ほどを用意しておかなければなりませんが、その際証券会社などから「これだけの金額が入金されているので、これだけの規模の取引ができます」とアナウンスがあるわけではないという点は、留意しておきましょう。つまり、信用取引の担保は自己管理が基本なのです。大半の証券会社は担保を超える取引を行おうとした場合、注文が不履行になるか警告が表示されますが、それに対する注意を怠ると、注文と同時に追証が発生するといった事態にもなりかねないのです。

信用取引の担保といっても、別に不動産や銀行預金などは必要ありません。株式を保有していればそれが担保となるのです。